Lord of Magic Championships 2001

Semifinal : 八十岡翔太 vs 岡田渉

by Daisuke Tamaru

八十岡翔太 vs 岡田渉

Static Orb, Tangle Wire を基調とした青単の八十岡と、黒にタッチした変形 No Fires の岡田。

1st Duel:

ダイスロールに勝利した八十岡が先攻を選択。初手を見て苦笑をもらす。 手札は Gush, 土地、そして Tangle Wire が 3! しかし、悩みながらもこの手札をキープ。一方の岡田もマリガンなし。

序盤のうちに 4 枚目の Wire まで引いてしまい、土地を置く事しか出来ない八十岡に較べ、 岡田は、1 ターン目 Birds of Paradise, 2 ターン目再度 Bird に加えて Rishadan Port セットと 最高の立ち上がり。 3 ターン目には Duress から悠々と Blastoderm を通してみせた。

4 Wires

これに対して八十岡は Tangle Wire の連続プレイで対抗。 相手のパーマネントを縛りあげる事で、どうにか Blastoderm からのダメージを 5 点に抑えた。

しかし岡田は、Wire に縛られつつも Llanowar Elf 等パーマネントを着実に増やし、 縛りが緩くなった所で再度攻勢に出る。 Duress の連発で相手の手札を裸にし、やっと出された Air Elemental はあっさり Terminate で除去。 Blastoderm 2 号, 赤 Battlemage (黒キック) そして Kavu Titan (キック) と連続し相手を投了に追い込んだ。

八十岡 0 - 1 岡田

2nd Duel:

4 枚の Hibernation と数枚の Wall of Air をサイドインする八十岡。 一方の岡田は追加の手札破壊として Addle、更に Artifact Mutation を投入。

八十岡が先攻を選択。両者マリガン無し。

今度は順調に 1 ターン目 Sleigt of Hand で手札を整えた八十岡だが、 岡田の引きは飛び抜けていた。

またしても、1 - 2 ターン目にマナクリーチャーを展開して加速し、 2 ターン目には Port で相手の拘束を開始。 3 ターン目に 2 枚の Duress で手札のカウンターを確認。 そして、Wall of Air プレイの隙をついて Blastoderm を場に出す事に成功する。

Duress attack

Blastoderm で順調にライフを削る岡田は、3 枚目(!)の Duress でカウンターを消費させ、 バトルメイジ(黒キック)で相手の手札を削り落とす。

焦る八十岡は、Air Elemental を呼び必死に場を整え、 続くターンに Static Orb をプレイ。

しかしながら、この Orb は結果として役に立たなかった。 Air Elemental という「ブロッカー」のお陰で、 アンタップ状態のマナクリーチャーの多かった岡田にとって、 Orb は大した拘束力とはならず、あっさりと Artifact Mutation でトークンに変えられてしまう。

ハンド、ボード、ライフ共に圧倒的なアドバンテージを獲得した岡田は、 そのまま 4 枚目(!!!)の Duress まで引き当て、八十岡は投了。

都合 7 回の Duress をプレイした岡田渉が決勝へと駒を進めた。

Match Winner : 岡田渉 2 - 0

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