Round 4 Feature Match : 志村一郎 vs 杉木貴文
リアルタイムでフューチャリングをアップするって事は、他の 2 人のレポーターと比較されてしまうワケで。…正直、イジメですね。二人に比べられるのは。
まぁ愚痴はこの位にして。
茨城の CCC 所属で、GP 宇都宮アマチュア 1 位の志村一郎と、GP 福岡、GP 宇都宮 32 位とマネーフィニッシュボーダーコレクター(長い)杉木貴文。 話を聞くと、この二人はGP宇都宮でも対戦していたらしい。
さて、まずは二人のデッキを見てみよう。
メイン | 杉木 | 志村 |
---|---|---|
《島/Island》 | 8 | 6 |
《沼/Swamp》 | 2 | |
《塩の湿地/Salt Marsh(IN)》 | 3 | 4 |
《地底の大河/Underground River(7E)》 | 2 | 2 |
《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum(OD)》 | 1 | |
《硫黄泉/Sulfurous Springs(7E)》 | 1 | 2 |
《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs(OD)》 | 2 | 2 |
《アーボーグの火山/Urborg Volcano(IN)》 | 2 | 2 |
《シヴの浅瀬/Shivan Reef(AP)》 | 4 | 4 |
《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge(OD)》 | 2 | |
《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》 | 4 | 4 |
《サイカトグ/Psychatog(OD)》 | 4 | 3 |
《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PL)》 | 2 | 3 |
《対抗呪文/Counterspell(7E)》 | 4 | 4 |
《堂々巡り/Circular Logic(TO)》 | 3 | 3 |
《記憶の欠落/Memory Lapse(7E)》 | 2 | 2 |
《火+氷/Fire,Ice(AP)》 | 4 | 4 |
《排撃/Repulse(IN)》 | 3 | 3 |
《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》 | 4 | 4 |
《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》 | 2 | 2 |
《燃え立つ願い/Burning Wish(JU)》 | 3 | 4 |
サイドボード | ||
《強迫/Duress(7E)》 | 2 | 4 |
《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》 | 2 | 3 |
《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》 | 3 | |
《消えないこだま/Haunting Echoes(OD)》 | 1 | 1 |
《ロボトミー/Lobotomy(IN)》 | 1 | |
《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》 | 1 | 1 |
《凡人の錯覚/Delusions of Mediocrity(7E)》 | 2 | |
《激動/Upheaval(OD)》 | 1 | 1 |
《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PL)》 | 2 | 1 |
《腐臭の地/Rancid Earth(TO)》 | 1 | |
《迫害/Persecute(7E)》 | 1 | |
《再処理/Reprocess(7E)》 | 1 | |
《紅蓮地獄/Pyroclasm(7E)》 | 1 |
まさしくミラーマッチ。プレイングや引きで勝敗が決まる試合と言えるだろう。
1st Game:
杉木が先攻で、双方土地を並べる所から開始。
杉木《サイカトグ/Psychatog(OD)を2体並べると、志村は《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》で対処。でも1体あれば問題無い。淡々とサイカは殴り、志村はマナと手札を整える。
志村は《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》、《火+氷/Fire,Ice(AP)》でドローし続けるが、サイカトグに対して有効な手段が取れずに日々を過ごす事になり、そののち、場にタップして存在する自分の《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》を見つつ、杉木の《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》をカウンター出来なかった時点で投了した。
杉木 1-0
サイドボード
2nd Game:
志村先攻だが先に動いたのは杉木。杉木が《強迫/Duress(7E)》を撃ち、志村の《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》《堂々巡り/Circular Logic(TO)》《火+氷/Fire,Ice(AP)》嘘か真かを落とす。杉木の攻撃は続く。志村の《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》を《火+氷/Fire,Ice(AP)》で焼殺。
志村もここから逆転か、《火+氷/Fire,Ice(AP)》でマナを押さえてからの《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》。
《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》、《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》2、と《サイカトグ/Psychatog(OD)》、《硫黄泉/Sulfurous Springs(7E)》に分け、志村は前者を選択。
…引いて引いて引きまくりの確変モードだな。
志村はここまで青マナが出る土地が 1 枚しかなかったが、ドローサポートで引き始める前にようやく島を引け、逆に杉木の形勢は悪くなる。杉木が《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》を撃つのにスタックで志村は《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》を撃ち、挙句に《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》を《対抗呪文/Counterspell(7E)》、なんてやられれば脇で見ていても「えっぐー」としか。。
この後、お互いにクリーチャーの出し合い&戻しあい(相手が《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》出せば戻し、《サイカトグ/Psychatog(OD)》を出したら相手に《排撃/Repulse(IN)》されるの繰り返し)があるも、志村の《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》フラッシュバックで勝負有り。
《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》を表・裏で撃ち、《強迫/Duress(7E)》で指差し確認。《対抗呪文/Counterspell(7E)》と《サイカトグ/Psychatog(OD)》を確認するも《サイカトグ/Psychatog(OD)》 2 体を召還、1 体は《対抗呪文/Counterspell(7E)》でなんとかするが、残った《サイカトグ/Psychatog(OD)》のパンプアップに叶うものは無かった。
志村 1-1
3rd Game:
杉木先攻
お互いに相手のデッキは分かっていて同系の対応も分かっている様子。
結局のところは枚数を多く引いた方が勝ちであり、《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》や《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》はもちろん《火+氷/Fire,Ice(AP)》《排撃/Repulse(IN)》も重要なドロースペルとなり得るし、逆に相手のドローカードを《強迫/Duress(7E)》で落とすのも戦略になる。
…つまり、そういうデッキ通しで、残り 10 分少々では決着が着く方が逆に凄いというか。
途中、杉木がカード枚数計算ミスで(墓地にあと 1 枚カードがあれば志村のライフを削れていた。「あと 0.5 点」とは杉木の名言)相手を削りきれず、その結果、追加 5 ターンまで費やすも決着はつかず。
No Winner : Draw 1-1-1