Lord of Magic Championships 2002

Round 10 Feature Match : 有田隆一 vs 八十岡翔太

by 荒井仁

有田隆一 vs 八十岡翔太 有田隆一(赤黒)vs八十岡翔太(赤緑)

プレイヤー二人も速攻系なら出来たデッキも速攻系。どこまでリポートが書けるやら。

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…と、試合開始前に書いた文章がその通りに終わった。

3 ゲームをフルセットで戦って、10 分で終えたマッチを如何に書けばいいのだろうか? …デジカメを動画モードで撮ればよかったか?

1st Game:

1 戦目 フリップコインで有田が先攻。

1 回マリガンした八十岡が土地を並べるのに遅れた所を有田が《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid(ON)》でライフを削る。八十岡が裏向きで出した《スカークの猛士/Skirk Commando(ON)》も有田の《虫つぶし/Swat(ON)》で除去される。

八十岡が裏向きの《うなるアンドラック/Snarling Undorak(ON)》、《共生するエルフ/Symbiotic Elf(ON)》で前線を構築した時点で、既に有田は攻撃陣を《金切り声のノスリ/Screeching Buzzard(ON)》 2 体に変更し、ひたすら攻撃。

八十岡が《憤怒の冠/Crown of Fury(ON)》を裏向きの《うなるアンドラック》にエンチャントして有田のライフを削るが、返しのターンで《狙いすましたなだれ/Pinpoint Avalanche(ON)》で除去される。

もう 1 体召喚した《うなるアンドラック》をもう 1 回《狙いすましたなだれ》で除去された時、八十岡は投了した。

有田 1-0

2nd Game:

お互いにサイドボードはしないで2戦目。

「先攻か後攻かで結果が変わる対戦」というコメントは、構築戦で使われるべき言葉だと思うのだが。

先に有田が《卑劣なアヌーリッド》が召還し、八十岡は返しで《燃えさし魔道ゴブリン/Embermage Goblin(ON)》を召喚し、デッキからもう1匹手札に入れる。

有田はアヌーリッドで殴りつつ《金切り声のノスリ》も召還しビートダウン態勢。八十岡も《樹皮革のやっかいもの/Barkhide Mauler(ON)》で前線を立て直すが、有田の《残酷な蘇生/Cruel Revival(ON)》で即墓地へ。有田の攻撃でライフは9まで削られる。

しかしここから八十岡の反撃。《アヴァラックス/Avarax(ON)》と《ゴブリンの監督官/Goblin Taskmaster(ON)》でガチンコの状況に持ち込み、有田のライフを6まで削ったところで《焼けつく肉体/Searing Flesh(ON)》でとどめをさした。

有田曰く「土地しか引かんわ」。土地5枚から始めたらしい。

八十岡 1-1

3rd Game:

土地 2 枚から始める有田と 6 枚で悩みながら始める八十岡。その悩みは的中したらしい。八十岡は《平穏な茂み/Tranquil Thicket(ON)》をサイクリングし、有田が裏向きで召喚し、攻撃時に変異&能力起動された《憑依された死者/Haunted Cadaver(ON)》に対しても土地 3 枚を悩まず落とす状況。

それでも八十岡は《うなるアンドラック》《アヴァラックス》を召喚して殴り始めるが、それも有田が《狙いすましたなだれ》や《残酷な蘇生/Cruel Revival(ON)》を撃つまで。八十岡の場が有田のクリーチャー処理で一掃され、有田の 2 体目の《憑依された死者》の能力で手札を完全に破壊された時点で八十岡は投了した。

Winner 有田

「今回のレポート簡単だね。『八十岡事故』『有田事故』『八十岡事故』で済むやんか」 …いや、ホントそう書きたかったですよ。プレイしてる時間よりシャフルしてる時間の方が長いですから。

Match Winner : 有田隆一 2-1

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