準決勝:中島主税(東京) vs 池田啓(千葉)
池田啓対中島主税。
選手紹介は不要でしょう。個人的な事を書いて恐縮だが、正直この対戦を書くのに抵抗があった。
昨日、ラウンド 1 で池田 vs 尹を書いたのだが、「手出しと今引きのカードを全く逆に書くのはどうよ? あれだと物体プレイヤーにしか見えないんだけど」という、非常に正しいクレームが選手から出たワケですね。
# まだ書き直していません。ごめんなさい。
…落ち込むのは自分のキャラクターではないので、今回はきちんと書いて汚名返上としましょうか。
「…汚名挽回でしょ」 挽回してどうする!
1st Game:
2D10 でダイスロールの結果8対5で池田の先攻。
初期手札は双方とも赤入りサイカっぽくまったりとした感じ。中島の方にだけ《サイカトグ/Psychatog(OD)》が居るくらいか。
序盤もサイカ同系っぽく土地を並べる所から始める。
動きを見せたのは中島から。土地が3枚で止まり、苦渋の選択で《サイカトグ/Psychatog(OD)》を召喚する。池田は軽く考えた後、それを通して中島のターン終了時に《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》。
中島は《サイカトグ/Psychatog(OD)》《火+氷/Fire,Ice(AP)》 2 枚と、島、《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum(OD)》に分け、池田は前者を選択。
帰ってきた池田のターン、「墓地はこっちの方が多いから」と言いながら《サイカトグ/Psychatog(OD)》を召喚し、《アーボーグの火山/Urborg Volcano(IN)》を置いてエンド。
中島のターン…ドロー…
「ランドだよ! さすがにここで引くのランドだよッ!!」
中島の魂の叫びが会場中にこだまする。未だに土地は 3 枚。
それから、お互いの《サイカトグ/Psychatog(OD)》や《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》に対しての《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》やら《堂々巡り/Circular Logic(TO)》やら《排撃/Repulse(IN)》やら色々とあったがそれでも土地を引かない中島。
中島がようやく引き当てた4枚目の土地も《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge(OD)》。そんな状況で、池田は中島の島を《火+氷/Fire,Ice(AP)》でタップしてマナを妨害し、次の池田のターンに《燃え立つ願い/Burning Wish(JU)》から《迫害/Persecute(7E)》を持ってきて、そのまま「《迫害/Persecute(7E)》です」「カウンターしませんね、青」
《対抗呪文/Counterspell(7E)》2、《記憶の欠落/Memory Lapse(7E)》、《サイカトグ/Psychatog(OD)》、《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》が落ち、中島の手に残ったのが、島と《燃え立つ願い/Burning Wish(JU)》だけ。
次ターン、泣きながら中島が《燃え立つ願い/Burning Wish(JU)》から《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》を引いてくる。
その後、池田《サイカトグ/Psychatog(OD)》召喚←中島《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PS)》←墓地 6 枚をリムーブ、とか
タップアウトした中島の《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》に《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PS)》で除去、とか色々あったがとうとう終盤、詰めの段階。
池田の手札7枚、場に《サイカトグ/Psychatog(OD)》、《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PS)》、《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》。
中島の場の土地はタップアウト、タップした《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》という状況。
池田「アタックします」
中島「通します」
池田「じゃあ 6 点」
(観戦者&ジャッジ)「……」
暴れながら立ち去る観戦中の有田隆一。
中島「もう殺してー!! おねがいだからころしてーッ!!」
観戦者「公開処刑かよーーー!!」「恥ずかし固めですな」
…いや、まったく。 つーか中島さんが「萌えなかちか」の二つ名を持つ理由が良く分かった。自分も萌え萌えだと思いましたよ。
次の池田のターン、アップキープ時に中島が「サイカトグに《火+氷/Fire,Ice(AP)》でタップ」に対して、池田がサイカトグを素直にタップさせた瞬間、ジャッジ含む全員から「タップさせんなよ!」とブーイングが起きた事だけは明記しておく。
池田 1-0
サイドボード
2nd Game:
中島先手。
今回も淡々と土地を置く所から。島を《火+氷/Fire/Ice(AP)》でタップする程度。 池田が《サイカトグ/Psychatog(OD)》を召喚するが、《シヴの浅瀬/Shivan Reef(AP)》 2 枚から 2 ダメくらいつつ《対抗呪文/Counterspell(7E)》。
また、中島は土地が 3 枚で止まる。
そんな状況で池田は《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》。 《島/Island》《強迫/Duress(7E)》《塩の湿地/Salt Marsh(IN)》と、《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu(PS)》に分け、池田は前者選択。
池田は《強迫/Duress(7E)》からの指差し確認から《サイカトグ/Psychatog(OD)》を召喚。中島は土地4枚中1枚しかない黒マナを使い果たして《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》を召喚。
ライフが池田 19 - 中島 16。そこで池田が《アーボーグの火山/Urborg Volcano(IN)》を引く。ようやく赤マナを引き、手札に腐っていた《燃え立つ願い/Burning Wish(JU)》 2 枚がようやく動くか。
《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》召喚から《燃え立つ願い/Burning Wish(JU)》経由で《激動/Upheaval(OD)》を手札に。
ここでこの状況。
池田の場にサイカトグ、《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》、手にカウンターは《堂々巡り/Circular Logic(TO)》。 中島の手札が 4 枚で 1 枚が《対抗呪文/Counterspell(7E)》、3 マナ出る状態(青青(青 or 黒))。
ここで池田は黒黒青青を残して《激動/Upheaval(OD)》を撃つ。
中島は「黒黒青青ですね?」と確認し、自分は青青青を残して《激動/Upheaval(OD)》を通す。
ここから、池田は島をセットしてから、《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》召喚。
これは中島通し。
次に池田が《サイカトグ/Psychatog(OD)》召喚。
無論中島がカウンターしない筈がなく。
…観戦していた有田隆一が再度激怒。「なにしとんねん!!」
中島の「…たすかったのか?」の一言がまたもや萌え萌えでしょう。
ガンダムでガルマ・ザビが特攻してきたところをギリギリで助かった時のブライトさんを思い出してみたりみなかったり。
…えーと、ここから書かないとダメですか?
あとは《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》とか《排撃/Repulse(IN)》とか《堂々巡り/Circular Logic(TO)》とか《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》とか《火+氷/Fire,Ice(AP)》とかが撃ったり撃たれたりで 20 分ぐらいひたすら費やされただけなんですけど。
隣の卓のリポートさえ既に書き終わった頃、池田が《燃え立つ願い/Burning Wish(JU)》から引いた《消えないこだま/Haunting Echoes(OD)》を通し、中島の山札が土地だけになったところで中島が
「知るかーっ!! やるわけないやろー!!」
と会場中に悲鳴を響かせながら、投了。
池田 2-0